無限ループな生地・パーツ選定

モノづくりにおいて色々なものを選定すると思います。

作る物によって選ぶものは異なりますが、僕の場合はバッグ関連やアパレル関連。これ以外にも先にデザインしなければならないのですが、生地やパーツから連想してデザインすることもあります。

 

でも大体デザイン先行ですかね。。。

「学生のときに持ってたこの商品をいいとこどりしてこんなのつくりたい」、「こんなのあったら便利そう」の2つで大体決めてます。

 

ここまで大枠が決まったら次は素材=生地~パーツ選定。ここからが大変。*本当にシーズンごとに新作を何十と作るメーカーさんってすごいと思う。

 

僕の大変な理由はざっと以下の通りで、、、

  1. 探索時間
  2. 数量・価格・供給面
  3. 試作とテスト

 

先ず1: 探索時間。とにかく個人メーカーなので情報量がとてつもなく少ない。なので、色々な生地サイト、メーカーさんに聞きまくって、生地サンプルやパーツを取り寄せます。

僕の場合には他メーカーさんなどがやられているオリジナルの生地やパーツはかなり遠いところ=存在にありますので、ストック生地(流通している標準品)を取り寄せたり、特殊なものだとその生産時期にだけすこーしだけ分けてもらう、これしかできません。って殆どがそうだと思います。

 

次に、2:数量・価格・供給面。

いいな!と思っても海外だと数量が「うわ」と思う数量だったり、あとは単価。特に大きく生地を使うものはその分生地の値段がそのまま販売単価に跳ね返るので、これは現実的じゃないな、、、と思うものは最初から作らなかったり。でも可能性があるし、サンプルにしないとわからないことも多いので、作ってみて電卓をはじいて、っていう事が多いです。

その繰り返しです。

 

あとは数量も価格もOK!じゃあ次だ、と思った瞬間に次回で廃版ですとか。。。海外品だと輸送中のトラブルとか。。。(海外で銀行送金先払い系は特にドキドキします。決済システム=Paypal系などを挟むときには保証があるので届かなければそこ経由で支払い交渉できます)

とまあ、こんなことが2番目に。

 

 

そしていよいよ3:試作とテスト!

サンプル作ると、「あれ?生地見本と全然色合い違うぞ(生地が小さい見本だと光の反射が小さいの1~2トーン暗く見えていることが多い)」とか「1~2か月テストで使って直ぐ摩耗する」とかいろいろ出てきます。

僕の場合にはユーザーとして使って、こういう使い方をして問題ない、洗濯して問題ないかな、というところでOKだしして行ってます。

あとは形を見たりして満足いける、と思ったらリリースって流れです。

 

 

という流れで生地やパーツを選定しています。

 

本当はこの生地やパーツがいいのに、だめだった、、、、、というのも多いし、形にしたら全然だめだった、、、という事もあるので、1~3の無限ループにハマることもありますが、そんなことを繰り返しながら個人で少しずつプロダクトを生み出しています。

 

あまり多くの新作やカラバリは出せないですけど、それを少しでも楽しんで、応援してもらえると励みになります。