ボトルホルダーへの思い

1: はじめに、、、

ボトルホルダーへの思い。。。

こうして聞くと「重い」、、、と思われても仕方ないのですがボトルホルダーには色んな思いがあります。

僕が初めて便利だなあと思ったのはトレイルランのザックのボトルホルダーです。

トレイルランの話にさかのぼりますが、山でも遊ぶようになったのはランニングの延長+キャンプの延長でこれらの共通道具で何かできないか?と思ってそれで行き着いたのがトレイルランニングでした。*黙って買ったときの家族への言い訳でもあります。。。世のお父さんあるあるかと。。。

それでまあ結果ほとんど靴やらザックやらボトルやらいろんなものを買い足しました。なんだかんだほとんど共通するものがなかったので。。。それでもランニングにはTシャツやパンツ類、キャンプでのソロの動画やテントは使えました。(やはり言い訳に聞こえますね、、、)

でそのトレイルの道具で感動を受けたのがショルダー周りでした。
スマホは入るしボトルは入るし安定感・ホールド感もあるしで、軽登山、日帰り登山ならトレランザックで十分。
何より高速移動しながら補給できるので「胸周り」で移動中全てのことが完結できることの感動を受けたのが今でも鮮明に覚えています。

しかしこんなに素晴らしいものをもう少しゆっくりとしたペースのファストハイクや登山に落とし込むと意外と「補給」が少なかったのに気付きました。
タイムは勿論違いますがトレイルと同じ「距離」を移動しても、結果身体への負荷が少ないので水分や携行食の減りが少なく、移動しながら飲んだり食べたりしないのです。

休憩する時にザックをおろしてボトルや携行食をとる。これで十分事足りておりまして、それが少し満足いかなかったので「山町ショートパンツ」=YM Short pants(<=関連記事はこちら)が生まれました。バック代わりになるパンツとして。。。

 

2: やっぱりボトルホルダー

「山町ショートパンツ – YM Short pants」が出来てからは快適な山行を送ることが出来ました。なぜなら自分のコンセプト通りにYM Short pantsという作品が出来てそれを山で実行でき、気持ちが高揚しているからか余計に便利と感じましたが、使うごとに徐々に改善点が見えてきたのもの事実です。

話はちょっとYM Short pantsの話になりますが、YM Short pantsは5ポケット。特に腰のジッパーポケットは秀逸でほとんどのスマホは勿論収納可能ですしYM Minimal walletもすっぽり入る設計ですので貴重品もしっかり保管できます。

また、フロントとバックポケットは大きめに設計しておりグローブやタオルやゴミ、そしてバックポケットはボトルまで入ります。

 

最高じゃないか。。。

 

でもジッパーポケットにスマホを入れると片側に重心がずれるのでパンツがずれる。。。

ボトルはわざわざザックにボトルホルダーが無くても直ぐにポケットから出せるけど急登時にポケットから落ちてしまうのでは。。。しかもスマホより重いのでやはりパンツがずれてくる。。。

 

なんとかせねばと。

それで2022年モデルのYM Short pantsは腰ジッパーポケットを左右に設けてバランスがとりやすいように設計しつつ、腰の調整がしやすいようにアジャスターテープを採用して大幅にアップデートしました。

よし、バック代わりのパンツも見直せた。腰ジップポケットは問題なし!

 

でもやはりボトルがバックポケットだと急登時は怖いな。。。あと長時間歩くと腰への負担もある。。。

 

やはり。。。

 

「ボトルホルダー」か。。。

 

 

勿論YM Short pantsの可能性はまだまだあります。バックポケットにジッパーをつけて。。。でもそれはちょっと先の話。

先ずはスムーズにボトルにアクセスできることに特化しよう。出来ればトレイルでの経験でブレも少ない安定したもので、YM Back pack専用ではなく他のザックにも可能限り取り付けられるもの。

そしてボトルホルダーへと着手しはじめたのです。。。

 

3: ボトルホルダー開発へ

開発スタートしたのは2022年2月?

とりあえずサイズ感やどんな感じにするかぼんやり頭にあったものを先ずは一回縫ってみようと思い適当に切り出して縫ったのがこちら。

 

とりあえずボトルが入って前にはストレッチポケットでもつけようかと。

いわゆるトレイルランザックにあるようなショルダーポケットからの発想です。あとはこれをどうブラッシュアップしてYM Back packに合わせていこうか?。。。

 

と考え、約半年間なーーーんにもしてませんでした。

というのもちょうどYM Back packの生産やYM Short pants、YM Multi use case、YM Shoulderなど一気に生産するものが立て込み。。。

・半年間の軌跡

「1:企画(トライ&エラー)=>2:試作(トライ&エラー)=> 3:生産(やったー)=>4:発送(みなさんありがとー!) =>3~4繰り返し 」

※これが出来てて本当に感謝です。

 

というシンプルなループですがこんな感じでずーっと回らして頂きようやく一息。

 

4: ボトルホルダーサンプル

そして完成したのがこちら。。。

見た目はいたってシンプルではあります。

指に掛けやすいループにしたり、

ボトムは中にゴミがたまらないように設計。特に葉っぱ類が意外とたまりやすいのでこれでそういったストレスが解消。

ボトルは直径約8cmが限度ですが対応しておりますので殆どのボトルで使えるかと思います。

ボトルもこのように固定がし易いのが特長です。ワンハンドで引っぱって余ったコードはボトルにかけることで固定感を増すことが可能です。

 

ちょっとしたギミックで、、、

受け側のプラスティックパーツを付けておりますがこちらはサコッシュと兼用のパーツなのでサコッシュのショルダーストラップが付けられますので、、、

こんな感じで肩掛けも出来るホルダーになります。

 

また、、、

ベルクロの幅をそれぞれ変えており、固定の:下は30mm、上は20mmにしております。そうすることでベルクロ間のピッチが取れてチェストストラップとの干渉を防止しております。それでもぶつかる場合には可変式(写真:ループ状のベルクロ)の16mm幅を用意しているのでこちらで調整すればOK。下の30mm幅のものでしっかり固定すれば20mm、16mmどちらの幅でもしっかり固定できます。

 

動画でのご紹介はこちら(特に揺れの強さがご覧いただけます)

5: そしてリリースへ。。。

出来れば8月頃にすこーしだけプロト品でリリースしていきたいと思います。素材は基本的にECOPAK200Dを中心にして、少しだけ限定でULTRA200やDCFを使いたいと考えておりますので是非楽しみにお待ちください!

特にYM Back packユーザー様は必見のブーストプロダクトになりますので、より使い易いYM Back packをご堪能いただけると思います!

 

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YM Bottle holder

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