YM Ankle pantsの進捗

YM(山町:Yama-Machi)シリーズでいよいよロングパンツを、と意気込んで半年が経過。その間、生地やプラパーツとにらめっこの時間が長く続きました。生地見本を取り寄せては次の生地。。。次の生地。。。

ない。。。

ない。。。

そしてようやく複数の生地と出会いました。

生地の材質や織り方、メーカーがそれぞれ違うので単価もそれぞれ違いますがその中でも最も気になった生地でサンプルを作成。しかも今回は副資材を全て自身で調達したので(ファスナー/伸び止めテープ/平ゴム/ナイロンテープ/アジャスターパーツ/裏地)結構大変でしたが、その分知識も増えましたし、何よりコストも上手く調整が出来たので想定していたものがより現実的になってきました。

生地

生地はポリエステル100%の2重織をサンプルで使いました。

この生地はMADE IN JPNの某メーカー様の生地でして、東レ:Primeflex®同様ポリウレタン無しでもストレッチします。

キックバック性はPrimeflex®に比べて低いですが必要な可動域をパターンでしっかりとって必要最低限のストレッチ機能で素材100%のいいところを上手く使えればと思ってます。

また染色性も高く、カスタムでオリジナルの染色が可能なので標準のブラックともう一色はオリジナルで染色を検討しています。

 

パターン

パターンはYM Short pantsをベースに股のマチ形状を変更して9分丈くらいになるようにしております。

ひざ下にプリーツも検討していたのですが、膝下の位置がそもそも履く方によって位置がばらばらなのでこちらで決め打ちすることが困難な為、なんとかパターンとストレッチに頼って快適なパンツ作りに励もうと思います。

まだDR:デザインレビューなので、これからパターンの見直しや縫製の見直し、パーツの見直しなどを行う予定でいます。

1stサンプル(DR)

 

デザインレビューなのでこれから細かに詰めていきます。

採寸、パターン、縫製、パーツなどなど。。。

股上はショートパンツより若干深めにしており、ウエストも微妙に広げております。膝下からややタイトに仕上げているのでショートパンツに比べて膝下からのひっかかりとストレッチの縮率を考えてウエスト、お尻周りのゆとりをとっております。

足上げをスムーズに。

どうしてもシルエット優先だと日常生活でも山でも登りの動作にストレスがあります。

ストレッチを優先すればタイトさを出せるのですが、その分素材の機能を犠牲にする、、、。

 

これはやはりパターン次第。パタンナーさんをまた困らせるかもですがそれはこちらもパタンナーさん感だけの話。

 

 

そして肝心のフィールドテスト。

やることは山詰みです。でもこれが楽しいです。

 

リリース時期

まだ具体的に決めてないですが、来年の春~夏頃にはと考えております。通年アイテムとして使えるものを基本としてリリースしているので真夏の低山は難しくともそれ以外の季節、ロケーションに合ってYM(山町)らしく普段着としても使いやすいプロダクトに完成するよう頑張ります。