続・山町ザックの進展

あっという間に一年も6か月目に突入。今月が終わるといよいよ来月7月は一年の折り返しです。

そんな中今年も苦しい状況が続いておりますが、僕も様々なことにもがき続けております。

 

もがいている中で心休まるのはやはりミシンを踏んでいる時です。この時間は本当に無心になれてあーでもない、こーでもないとやっているのが一番落ち着きます。誰に聞くでもなく、ただ自分の納得感のまま形にしていくので、正解は自分でつくる。そんなことを誰の指示の下でやるわけでもなく、ただただ自分がいいとおもうままに。。。

 

そんな中できたのはやはり直近ではザックです。

 

僕が縫製する中で一番の大物ですが、縫っている時は楽しいです。せまいスペースなので、縫製していると生地本体が壁にぶつかって縫製がずれたりといつもそんな中格闘していますが、形になるとうれしい反面、何かを作る旅の終焉なので、悲しさもあります。

 

山町ザックの現状と構成

 

バックパネルも整い、改めてザックを前にして、後ろに下がって静観し、できたなと思ってます。特にバックパネルは相当迷いに迷ってこの形になりました。

全面ナイロン生地、メッシュ生地、半分メッシュ生地、、、そのたびにザックを作る。いい勉強になりました。強度も考えて一番汗を各背中のラインだけメッシュにしてそれ以外は強度を上げるように、オックスナイロンの240Dにしました。

 

以下は現段階の構成となります。

  • ショルダーパッドの前面と背面パッド部:オックスナイロン240D
  • ショルダーパッド裏面:メッシュパッド
  • 背面メッシュ:抗菌メッシュパッド
  • フロント本体:X-PAC or 他防水生地
  • ボトム:コーデュラ420D
  • フロントポケット:ダイニーマ(Spectraも候補)+ハードメッシュ
  • ベルト系各種:ナイロン+PPテープ
  • アジャストコード:MOUNTDOORオリジナルダイニーマコード(反射糸混)
  • 吹き流し:ダイニーマ(or Spectra)+70D or 100Dナイロンリップ
  • プラパーツ:海外+日本メーカ

 

重量:490g程度

寸法:背面パッド50cm×27cm程度

*情報随時更新

 

となります。

 

これから耐久性と使い勝手を改めて調べていくので、これはまたテスト結果をアップしていけたらと思っています。

容量

容量は計算上、本体のみで吹き流し部をいれないと22L。

吹き流しまで入れると30Lあります。

フロントメッシュ部を入れると35Lくらいなる容量ですので、1泊2日であれば、可能な容量となっております。

Wisp1がスタッフサックに入れて横にぴったり入るので、そのサイズくらいのソロテントをお持ちの方は非常に使いやすいと思います。

以下はパッキングの参考例ですが、、、

  • テント:WISP1
  • シュラフ:イスカ280
  • クッカー:SOTO+アミカスのコンボ
  • 着替え一式(アンダーウェア1着・トップスカットソー1着・インシュレーション1着)
  • 充電器
  • エマージェンシーグッズ一式
  • エチケット関係一式
  • レインジャケット(Teton bros)+レインパンツ(Finetrack)
  • トレッキングポール:ローカスギア
  • スリーピングパッド:FPmat125
  • 水(ソーヤーミニ)
  • ボトル(500ml)+ペットボトル555ml

 

春~夏山のオーバーナイトハイクには十分の装備がこのザックに入ります。

 

背面パッド入れ

この部分にはよく使うEVERNEWのスリーピングパッド:FPmat125がぴったり収まる寸法に仕上げております。

FPmat125の立て寸法が50cm、厚み2.5cm(5つ折りの場合:本体は5mmの厚み)、背面が約50cm、横寸法が26cmくらいのザックになります。ですので、このサイズ以下の背面パッド=スリーピングパッドであればほとんどのものが収納可能です。

ウレタンフォームはスポンジ系の通販でも購入できるので、購入してからカッターナイフで自分の好きなサイズに切ったりして、背負い心地のカスタマイズをするのも楽しみの一つです。

 

まとめと今後の予定

細かな部分は動画を是非ご覧頂ければと思いますが、商品ページもどんどん肉付けしていければと思っているので、是非楽しみにお待ち頂ければとおもいます。SNSを通して進展のご案内、また不定期にNEWS&BLOGで配信しており、今後パートナーショップ様のどこかで試作品を展示する予定です。

是非こちらも楽しみにお待ちください。